立ち直り中②

物質界に生きるものには感情がある。
それはおそらく物質界に特有のものではないかと思うのである。

なぜそんなものがあるのか。
これは私にとってなぜネガティブなものが存在するのか、と言う疑問とともに圧倒的に巨大な謎の一つであった。
今回の犬さんとの別れの中で、その答えの小さな欠片が見つかったと思うのである。

感情は人の心を成長させるためのツールだろうと思う。
大きく感情が揺さぶられたとき、心はその体験を通して何かを学ぶ。
感情の特性としてポジティブな感情よりもながてぃぶな感情のほうが大きく増幅しやすいようである。
激しい怒りや深い悲しみは比較的簡単に生まれるが、それと同等の喜びや幸せを得るのは簡単なことではない。
その感情を乗り越えて糧にして、心は大きく成長する。


私自身のことはよくわからないが、家内や息子は犬さんとの別れを通して心が大きくなったようである。
誰もが悲しみや怒りの克服を糧にすることができればこの物質界はもっと簡単なものになり得ただろう。
それでも学ぶにはインパクトが足りないものも少なからずいるだろうと、個人的には思うのである。

彼らの学びのために枢というものがあるのではないだろうか。
有頂天のスマルから奈落の底に叩き落される。
それ程のショックがなければ学ぶことができない。
その体験をさせるために人をスマルに導く者としてのネガティブが存在するのではないだろうか。
絶望の淵に叩き落すための存在としてネガティブと言うものが存在するのではないだろうか。
そんなことを思うのである。

スマルから叩き落されて、それでもなおかつ学べないものも相当数いると思うのであるが、哀れなことである。
彼らの魂が、いつか救われることを祈らずにはいられないのである。

立ち直り中

現在、『犬さんロス』から立ち直り中である。

職場ではプライべーつな感情を遮断しているつもりではあるが、少しずつ漏れていたようである。
息子と同世代の女性社員と仕事をしているのであるが、仕事中に

一夢庵(仮名)さん、何かあったんですか?

と聞かれた。

別に何もないが、腹が減った

などとごまかしたのであるが、バレているようなので素直に犬さんのことを話した。
いろいろと話していて言われたのが、

元気出してくださいね。一夢庵(仮名)さんはやっぱり『ボケて滑れる研究員』じゃないと。


好きで滑ってるわけでも意図してやっている訳でもないのだが、心からの励ましと受け取っておくことにした。
さて置き、何か月か前から何故か松本零士の昔のアニメが気になってDVDを借りて観ているのであるが、『銀河鉄道999』で特に好きな話がある。

①蛍の街
②ミーくんの命の館
③短な命の物語

①と②は10年以上一緒に過ごした猫との体験がベースになっているようである。
参考:http://fullspec.club/anime/miekunnoinochinoyakata/

犬さんが逝った後、改めて見て涙を流したものである。

③は少し毛色の違う話ではあるが、愛する者との別れの悲しみとそれを乗り越える強さがテーマではないかと思っている(やはり『全俺が泣いた』のである)。そこには羽のある種族(短命)と羽のない種族(丈夫で長生き)との寿命の違いによる悲劇という側面もある。これは『銀河鉄道999』を貫くテーマである『限りある命と永遠の命』をスライドさせたものともいえるのであり、つらい別れを体験して、それを乗り越えたうえで限りある命の美しさを知るという事であると思うのである(個人的には一番)。

松本零士の後の作品『1000年女王』のヒロインは、『銀河鉄道999』で機械化文明を押し進めてきた『女王 プロメシウム』と同一人物であるということを聞いたことがあるが、女王の元夫でペンダント型のエネルギーカプセルに姿を変えて生きているメーテルの父が『1000年女王』のヒロインと深いかかわりのあった主人公 雨森 始だそうである。
地球人とのかかわりの中で、人を愛することの美しさを知り、愛した人が自分よりもはるかに短い命しか持たないために分かれの悲しみを体験し、それを乗り越えられずに曲がってしまったのだろうと思うとやりきれないものがある。そして、全宇宙を巻き込むほどの勢いの悲しみと言うのは想像を絶するものだろう。

初代にわとりが死んだあと、すぐに現にわとりとして生まれ変わって帰ってきたことを体験した私にとって、死は終わりではないと考えていたのだが、それでも深い悲しみに沈んでいたのである。一方で、一連の松本零士作品などのおかげで冷静さを失うまでには至らなかったのである。
犬さんが自分の命の終わりを迎えようとしているときに周りの人たちのためにいろいろと仕込んでくれていたようで、最後の最後まで気を遣う子だった。
私に対しては松本零士かも知れない。

などと言ってみた。

犬さんのことをロッドに聞いてみた

犬さんは、息子がまだ小さい頃にペットショップで出会った。
うちの家族に懸命に『僕を連れて帰って』とお願いしていたし、私の連れて帰りたかった。
何より決め手になったのは息子が真剣に『この子を連れて帰りたい。クリスマスも誕生日もプレゼント無しでいいから』とお願いしたことだった。

とても賢い子で、表情としぐさで思いを伝えることができた。

私はこの子の賢さに甘えていたところがあったかもしれない。
この子は分ってくれるだろう、と。
で、いろいろと後回しにされたり我慢させられたり。
かわいそうなことをしてしまった。

結構長時間苦しんで逝ったそうだが、少し前に『この週末に帰るから、何とか頑張って。もう一度会いたい』と電話越しに話しかけたのを聞き入っていたそうで、そのために頑張って頑張って苦しむことになったのかも知れない。

そこで、ロッドで犬さんについていろいろと調べてみた。

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さよなら犬さん

今朝、犬さんが逝ってしまった。
家内からのメールでそれを知った。
犬さんの最期の様子を知ったのだが、泣きそうになるのをこらえつつヘロヘロになるまで働いて帰ってきた。

犬さんがいるのが当たり前の生活を続けてきたので、いなくなった世界が想像できない。
目の前にあるウッドラックは自宅から持ってきたものだが、あちこちに犬さんが幼いころに甘噛みした後が残っている。
気を緩めると泣いてしまう。

何をする気力もわかないのだが、何もしなければ残った家族を養うことはできない。
自分の心と体を維持するために、必要な家事をこなさなければならない。
心をぎゅっと固めて乗り切るしかない。
この週末、家に帰った時の反動が怖い。

最近・・・

中学生ぐらいの頃に観た松本零士のアニメが気になって、DMMで借りて観ているのである。
あの頃、『宇宙戦艦ヤマト』が好きで、乏しい小遣いをはたいて映画館に実に行ったものであった。

昔も今も、『さらば宇宙戦艦ヤマト』の騎兵隊長の斉藤が好きである。
真田さんも好きであるが、本質的には斉藤である。別な観点で、森雪の中の人や真田澪の中の人も好きである。
プロフィール

一夢庵(M2)不便斎

Author:一夢庵(M2)不便斎
私の目の前の世界は、私が生まれてきた時に私に贈られたものである。
あなたもかつて世界を贈られたからこそ生きているのである。

私の世界は私が作り動かして行くのである。
私の世界の操縦桿を握るのは私だけ。

あなたの世界は?

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