スーパームーンの夜

その日は朝からどんよりと曇っていて、いつ降り出しても不思議ではない様子であった。
だが、私は自転車で出勤した。
寝坊をしたため、選択肢がなかったからである。

仕事を終えたのは8時前。
小雨が降る中を自転車で帰宅した。
試しに雨雲に向かって、『ちょっと月を見たいので、隙間を開けてもらえませんか?』と念じてみた。
すると、月の周りの雲が消えてジョジョに月が・・・。
なんてことは起こらず、相変わらず雨が降り続いていた。
『無駄無駄無駄・・・』とばかりに、雨粒は私の顔面を叩き続けたのであった。

負け惜しみを言うようだが、スーパームーンが人に影響を及ぼすのなら、その光が網膜に映り、月の姿を認識するという感覚は、その影響のほんの小さな断片に過ぎないのだと思うのである。
暑い雨雲におおわれていようとも、家の中でさっさと寝てしまったとしても、自分がここにいる限り月とともにあることには変わりは無い。私に良い影響を与えるのであれば、間違いなくそれはやって来るし、悪い影響を受けなければならないとしたら、逃げる術はない。
そもそも、良い影響、悪い影響、ポジティブな影響、ネガティブな影響、・・・。そういうモノは誰が分類するのだろうか?

どんな影響を受けるにしても、受けないにしても、自分の世界は自分が生きながら創っていくのである。
目の前のことに一喜一憂しても、ジタバタしても仕方ないのである。
自分がその方向で世界を作ってきたのだから。

そう思うと、雨雲に念じた時に若干雨足が強くなったのは、『月を見たい』ということよりも『無駄無駄無駄・・・ のオチ』を求める心が強かったのだと思うのである。
常時ふざけ過ぎだなと反省した次第である。
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