目指すべきもの

先日、100年前の無声映画を見る機会があった。
『イントレランス』という映画で、かなり前にこの映画の製作を題材にした漫画を読んだことがあり、興味があった。
興味があっても切ることはできないんだろうとあきらめていたのだが、近所のブックオフで安売りしていたのでつい買ってしまった。
そこに描かれていたのは人間の『不寛容』が引き起こした歴史上の悲劇と、作品の軸になる現在(当時)の工場労働者たちの物語。

もう一つ。
少し前の映画だが、『遠い夜明け』という映画。
南アフリカのアパルトヘイトに立ち向かう活動家であるスティーブ・ビコ(デンゼル・ワシントン)を描いたものである。
ビコは、多くの活動かとは違い、『黒人が白人にとってかわっても新しい差別や悲劇を生み出すだけだ』と主張し、人種の壁を越えた融和を目指して活動し、黒人の若者たちの啓蒙にも奔走する。

共通して読み取れるのは『不寛容』が引き起こすもの。
スティーブ・ビコは白人政府の警察官に逮捕され、暴行の末に死亡した。
ビコと同じ方向の活動家たちには仲間の者に暗殺されたケースも少なくない。
いずれにしても『不寛容』が引き起こす悲劇である。



私には、戦士特有の『不寛容』というか、頭の固さがある。
自覚はしていたし何とかしたいとも思っていたのである。

そろそろ、本気になろうか?

と言われた気分である。

明日から本気を出す

などと言ってはいられない。
すでに人生の後半に入っているのだから。
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あ、そうか

この記事でやっと気づけた
塩野七生がずっとテーマにしていたことが
「寛容」だった社会に「不寛容」が忍び寄ってくる
そこに生じる緊張、軋轢、葛藤
彼女はずっと延々とそれを書いてきたんだなと

そうだったのか~、うーん
て、一人で納得してるんじゃねーよって^^;

Re: あ、そうか

寛容な社会には『不寛容』と言う概念がないのかもしれません。
概念がない物を表現するのは気が遠くなるほど難しいことだと思います。

幸か不幸か、今は不寛容に満ちた社会なので、私のようなアホにもそれなりに表現できてしまいます。
一方で、『寛容』については説明できなくなりつつあるのかもしれません。
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一夢庵(M2)不便斎

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