風の声を聞く男④

酷い腰痛と背中の耐えがたい凝りがあったので、鍼治療を受けていた時であった。
もともと針は苦手で避けていたのであるが、そうも行っていられない状況だったので我慢することにした。
鍼(たぶん銀の杭ではないと思う)を何本も打ち込まれた挙句、そこから電気を流すという拷問(またの名を電気鍼治療)に耐えつつ、朦朧とする意識に古い記憶?が流れ込んできた。

シャーマンは私にいろんなことを教えてくれた。
シャーマンは元々、屈強な戦士であったそうだ。
『砂嵐の申し子』の名を持ち、砂塵を巻き起こして馬を駆り、他の部族から恐れられたという。
シャーマンになると、それまでの名を捨てる。人ではなく、人と神を結ぶ者だから。

人と馬の魂は同じで、死んだあと、多くの魂は人か馬に生まれ変わる。
その中のわずかなものがシャーマンとして生まれ変わる。
その中のわずかなものがシャーマンとして部族を導く。
シャーマンの魂のうち、わずかなものは部族の守護神となる。
部族が滅びたらその守護神はともに死ぬ。
死んだ守護神うちのわずかな者は神の長となる。
残りは大地として私たちを守り鍛える。
だからこの砂漠の砂は、いくら風に吹き飛ばされてもなくならない。
神の長が死ぬと水になる。
だから水は何よりも清らかで、希少で、命の源になる。


確かにこれは私の創作ではない。
潜在意識のどこかから湧きあがってきたものである。
では、これはいつの夢なのか?
耐えがたい喪失感だけを残して消えてしまったあの夢の断片何だろうか?
そうでないとしたら、あの夢にいつか巡り合えるのだろうか?
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最後の四行!

は、作ろうとして作り出せる言葉じゃないと思う
やっぱ降りてきた言霊だね

生きる者にとって、一面、救いの言葉だし
でも反面、呪いの言葉になっている
「デルフォイの神託」じゃないけど
言霊は必ず両面性を持っている

と、いうことで定期的に電気鍼の拷問を受けてくだされ^▽^

Re: 最後の四行!

そ・・・それはちょっと勘弁。
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一夢庵(M2)不便斎

Author:一夢庵(M2)不便斎
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