ベルリン 天使の詩

ヴィム・ベンダース監督作人の映画であるが、昔見たことがあったものの、よく覚えていない。
そして、もう一度見たいと思っていた作品である。
この続編にあたる『時の翼に乗って』とともに、中古DVDがクソ高いのである。
特に『時の翼に乗って』は、新品の定価が税抜きで4980円であるのに対し、中古ですらその倍以上の価格がついているので手が出なかったのである。

先日、amazonの広告メールがあり、これら2作を含むDVDの安売り情報を得たのである。
数量限定、期間限定で信じがたい割引率にドン引きしてしまったのである。
『ニューヨーク・東8番街の奇跡』という映画にこういうセリフがある。

奇跡は疑ってはいけない。なぜかと考えたらそれは消えてしまう

たまたま、何件かのロッド鑑定を終えて、その2本を買って少しお釣りがあるぐらいのお金がある。
『奇跡を疑ってはいけない』などと自分に言い訳をして購入した。


天使は人の心の声を聴くことができる。
天使の住む世界は音も色彩もない世界。
天使たちはそこに永遠に住み続けるのである。
そして、作中の天使はおっさん二人。
そのうちの一人が人間になることにした。
人間となった後、この世界の色彩に驚くのである。


自分のことを天使とか言ってのけるようなメルヘン親父ではないのだが、どうも共感するものがある。

私は、いろいろあって、人との距離をとって生きてきたのである。
例外は家内と息子である。

北陸某所では、帰省しない休日は自転車で徘徊することがある。
人はたいていの場合、私には関心がなく、おそらくは見てもいない。
目に見えないこの映画の天使たちのようにである。
そして私は翼で飛ぶ代わりに自転車で軽やかに(体重は軽やかではないが)走り抜けるのである。
天使たちのように傍観者として、その辺の人々を見る。心の声は聞こえないが。
以前は、興味深い人物を観察し(カミュの『ペスト』に出てくるジャン・タルーの如し)、今は楽しげにしている人を見るのが好きである。
誰とも関わらず、そうしているのが好きであった。

このところ、いろんなイベントや遊びに誘ってくれる友人がいて、せっかくなので参加することにしている。
意外に楽しいことに気づいたのであるが、色彩に驚いているようなものである。
そして、これもなかなか悪くない。思っていたほど面倒ではない。そう思った次第である。

ちなみに、今日はこれ(リンク)。

バーベキュー系のイベントでは、せっせと焼き、適当に食べるという行動をするのである(自称、焼き職人)。
十分に元を取るぐらいは食べているのであるが、はた目にはみんなのために焼いてばかりで食べてないのかもしれないと映るようである。説明してもわかってもらえなかったので、遠慮なく十二分に堪能した。
どうも、ごっつぁんでした。
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その映画

確かU2が主題歌を歌っていて、私は先に歌を知ってから映画を観ました。なので「時の翼に乗って」を先に観てから「ベルリン天使の詩」を観ました。懐かしいです。

内容は朧げですが、泣いたのと、私のそばにもこんなおじさん天使がいるのかな、いたら良いなぁと思った覚えがあります。

Re: その映画

私も泣きました。

生きる上での苦悩と喜び、善と悪、そんな対立する観念についてよく描かれていてとてもいい映画です。
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一夢庵(M2)不便斎

Author:一夢庵(M2)不便斎
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