一夢庵 実家を訪問する@20150505 その②

父はCOPDを患っており、鼻からチューブによる酸素供給が欠かせない体である。それでも少し前までは、洗濯物を畳むなどの家事の手伝いができる状態であった。
今はそれもままならない状態である。
傍目に悲惨な状態であるが、本人はさほど悲観的ではなく、日々の生活に満足しているそうである。
その面倒を見ることは悲惨とはいえないまでも大変なことではあるが。

昔はできたのに病気のせいでできなくなったことを嘆くことはなく、窓から見える風景やベランダから見えつ公園で遊ぶ子供たちを眺めて愉しんでいるそうである。

それについて、帰りがけに母に言ったのである。
『周りの人と同じように、親父にも感謝してみるというのも悪くないんじゃないかな。あの状況だったら、できないことを嘆いて生きることもできるし、悲観して自殺願望を抱くこともできる。でも、ああやって日々を楽しく過ごしてくれるのは、見方によっては和まないかな。』

母はうなずいて聞いていた。
ある種の母親は、子供はいつまで経っても子供であり、ある種の子供はいつまで経っても母親は子供のころと同じように元気なものと思うようである。
私の母は『ある種の母親』ではあるが、私は『ある種の子供』では無い。
母よ、私は40台も終わりに近い年なのだ。そして、50の坂を立派に超えるために思考を磨こうと努力しているのだ。
どうかわかってほしい。
そう思うのである。
当分は、遠い夢かも知れないのではあるが。
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