一夢庵 不毛な議論に疲れる

今の仕事は、上司やテーマリーダーが一切口を出さない。
仕事の方向性や方針などを上司が示すのが普通なのであるがそれすらしない。
基本的に専門外で興味も知識もないので仕方のないことである。
その分、私は自由にやっている。
これで、定例の会議が無ければ言うことはないのである。

高度な化学の研究に従事する研究員と言うのは、イメージとして論理に長けているように思われるかもしれない。
しかし、少なくとも私の周りには論理的な理詰めの話ができる人は皆無に等しいのである。意外なことかもしれないが、これが現実である。
高度な学問はその分野の知識を鍛錬するが、それに取り組む者の心を鍛錬するものではないのである。

定例の会議での他人の報告後のディスカッションにおいて、私は論理的な詰めの甘さを指摘し、自分なりの改善案を提示する。
そこには感情の入る余地はなく、事実と論理のみの世界であるが、往々にしてそこに感情を持ちこみたいという人が少なくないのである。

私の仕事は冒頭のような状況なので、自由の代償として自分で方針や方向性を考え、実験データの積み重ねから自分が開発している手法の強みや用途を考えだしていく他ないのである。その点は楽しんでいるのでそれでいいのであるが、定例の会議では少し面倒なのである。

議論に感情を持ちこみたい人たちは、ここぞとばかりに畳みかけてくる。
『そんなことをして何の意味が有るんですか?』
『○○を使って実験するよりも××を使うべきではないのですか?』
『それは現実的に何の役に立つんですか?』

何時もの仕返しとばかりに勝ち誇った顔で聞いてくるのである。
いつも返り討ちなのであるが、全く懲りないのである。
時々『起きて聞いていれば、その辺は理解できるはずですが』、『勝ち負けに特化した議論は不毛で見苦しいので、これぐらいにしてもらえないですか?』などと毒を吐く。

まともな議論がしたい。
ガキの口喧嘩レベルの話はしたくない。

有難いことに最近は感情が動くことは、あまり無い。
と思うのであるが、単に怒らないだけである。
不毛だと疲れているうちは自分の意識の外で感情が大きく動いているのである。
動いている限りはこれが繰り返されるのだろう。

まだまだ長い道のりが目の前に続くのである。
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非公開コメント

1. GJ!

事情はよく分らないけど
GJ!!

2. Re:GJ!

>if・・・さん

愚痴っぽくて済みません。

まだまだ感情が動いているので、此処から釈放されるのは遠いようです。
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一夢庵(M2)不便斎

Author:一夢庵(M2)不便斎
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