畑仕事を手放す

10年以上、市民農園を借りて畑仕事の真似事をしてきたのであるが、その中でよく判ったことがある。
私のような者には農業はできないだろうという事。
楽しいところと美味しいところだけをもらうのみであった。
周りの区画を見渡すと、きちんと手入れがされている。私の畑だけは、例えば夏場の草抜きもそこそこにしかしない。いい加減なのである。

言い訳がましいのであるが、畑仕事に対しては決して真面目でも勤勉でもなかったのであるが、一応は真剣に取り組んでいたと思う。的外れではあったが。

私にとって、畑仕事と言うのはどこか瞑想のようなものがある。頭をからっぽにして土と向き合う。
夏場のいい加減な草抜きで疲れたら少しの水を飲み、茂り放題になった苦瓜の葉が作る陰に座り風邪でこすれ合う派の音に耳を傾ける。

食べもしないのに大量に植えている韮は花が好きだから。
アスパラガスも同じような理由である。

家庭菜園愛好家としては、かなりの変り種であったのではあるが、とにかく楽しかったのである。
いろいろ事情があって、今までと同じように維持できないのである。
それでも畑にしがみついて、中途半端にやっていくのは、私にとっては悲しい図にしか映らないのである。
手放すことで、空いたスペースに別な楽しみがやってくることだろう。
それが何かはわからないが、とりあえず楽しみである。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

一夢庵(M2)不便斎

Author:一夢庵(M2)不便斎
私の目の前の世界は、私が生まれてきた時に私に贈られたものである。
あなたもかつて世界を贈られたからこそ生きているのである。

私の世界は私が作り動かして行くのである。
私の世界の操縦桿を握るのは私だけ。

あなたの世界は?

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事
最新コメント
カテゴリ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
フリーエリア
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
リンク
来客者数