言葉の力

お前のほんとうの腹底から出たものでなければ、人を心から動かすことは断じてできない。



ブログを始めた頃、恐らくこういうことを記事に書いたことがあると思う。


私は言葉と言うものを信じない。言葉は真実や真意を伝えることもできるが、往々にしてそうでないものを伝えるのに使われてしまうものである。


さらに思うのである。


伝えようとした真実や真意は、相手に真実や真意として伝わるのだろうか?時としてそれは曲がって伝わってしまうことがある。むしろそのほうが多いのではないだろうか?


これらは今も私の心の中に、真実の一つとして根付いているのである。人から伝わってくる言葉であれば自分の中で吟味すれば済むことである。一方で、自分の発する言葉が曲がって伝わったがために相手を落胆させ、意図せず傷つけるのが嫌なのである。そうして私は必要以上の言葉を口にしないようになっていったのである。だがしかし、それはそれで問題がある。何よりも気付けば自分の言いたいことを表現する言葉が探せなくなっていったのである。今でもその後遺症として、話し言葉を見つけるのに苦労するのである。


冒頭のゲーテの言葉は、戯曲『ファウスト』からの引用であるが、これは『決別の時が近いのかもしれない シリーズ』に書いた事例でも明らかである。セミナーや書物から得た受け売りの言葉では目の前の問題は解決しないもので、そこに心がこもってなければ人は動かないものである。


では、私が言葉に対して全く価値を感じていないかと言えば、そうではない。

過去記事で何度か書いたように、ブログ上であるいはお話会を介して多くの心からの言葉によって何度も救われているのである。

そして、冒頭の言葉は真実を持って私に迫ってくるのである。

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1. 相似象の

宇野女史は著書の中で
「言葉に対する感受性は人それぞれであるから
言葉を発してもそれが正確に相手に理解されるとは限らない(っつうか、そっちの方が少ないが)
それでも私達は言葉によってしか、考え(思い)を伝えることが出来ない」みたいなことを書いてます。
◆言っても通じないから言わない
◆言っても通じないけど言っておく
など、様々なバージョンがあり、そこから自分が選びたいものか、それしか選べないものを選ぶしかないですね。
私の場合はとりあえず「言っておいて」それを相手が理解するかしないかは相手に任せます。
だって理解は当人しかできないので、こちらとしてはやりようが無いから。

2. Re:相似象の

>if・・・さん

私は、理屈を並べて逃げていただけだったのだということがようやくわかりました。
そして、逃げていたら何も動かないということも。
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一夢庵(M2)不便斎

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