感謝について

助けた人に感謝をする的な体験をしたことがあるので紹介します。


一緒に仕事をしているK君は入社5年目。大学院卒の高学歴グループですが、不器用で負けん気が無駄に強いために入社当初は誤解されていました。

当然、学生としての研究と企業での工業化を前提とした研究開発とでは少し方向性が違うので、新人の頃はいろいろとダメ出しをされることが多いのがうちの職場です。

そしてK君は通常より多めのダメ出しを受け、いちいち反論していたために『生意気な奴』とか『言うことを聞かない奴』と言う印象が定着しつつありました。


私は、K君とは新人の頃から組んで仕事をすることが多かったので、不器用で的外れなところがあるものの自分でよく考えている所や、仕事に対して誠実かつ真面目に取り組んでいる所を見ていました。


上司も少しK君を持て余し気味(ろくに部下を見ていない)で、『M2さん、K君はどう?ちゃんとやってますか?』などと聞いてきました。

私はまじめでよく考えていると答え、ただし会議の場で無駄な反論が多いので損をしていると言っていました。

私が知っていることは、機会をとらえて教えるとともに、実験が上手いK君の『マル秘テク』を教えてもらったりと言う感じで3年が過ぎた頃。

彼に対する周りの誤解も解け、実績を積んで頑張っていたK君が、ある飲み会で『M2さんにはいろいろと面倒を見てもらって感謝しています』と言ってくれたのでした。


一方の私は、いつもの必要以上に批判的な視点を封印してK君を見ることで、私に対する周囲の見方も変わってきたことを感じていました。

そして『むしろ、俺が感謝したいと思っている。見てのとおり、俺は無駄に厳しいので人から敬遠されがちだったのが、君と仕事をしてから変わりつつある。君のおかげだ』と言い、共に笑いあいました。


私がK君を助けていたように見えながら、私のほうも救われていたのでした。


常にこう言う心掛け出いることができれば、私もこんな状況ではなかったのかもしれませんが、人間ができてないもので。

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