大晦日と元日

大晦日と元日。

子供の頃の、この2日間のイメージを一言で言うと『胃部膨満感』であった。


私の母親はしきたりや習慣、固定観念や思い込み。そういうものに縛られて生きている人であった。

私の兄は大晦日生まれで、母親にとって息子の誕生日にはごちそうとケーキと言うことになっていた。

そして、年越しには家族そろってそばを食べることに決まっているのであった。

これらを両立させるのは子供の胃袋にとって難易度の高いものであった。

さらに追い打ちをかけるのは、以下に上げる母親の固定観念であった。


①食べ物を粗末にするのはもってのほか。だされた食事はきれいに食べるべきである。

②上の子は食が細いから残すのは仕方ない。でも下の子は食欲旺盛だ。


これらの結果、私に与えられた選択肢は『すべて食べる』か『完食する』かの二者択一であった。

この状況で『美味しかった』とニッコリして見せるあたり、私もかなりの役者であった。

そして胃袋は悲鳴を上げる。


追い打ちをかけるようであるが、母親は極めて低次のアワ人間である。

手伝って欲しくてもそれを口に出さず、『自分ばっかり』と感情を悪化させる。

忙しい年末はそれに拍車がかかるのである。


胃部膨満感は消化吸収の負担だけではなかったのだろう。





今は胃部膨満感から解放されている。

私が何か手伝おうとあたふたすると、却って邪魔になるし、うざいので家内に怒られる。

一方で、犬さん、猫タン、ニワトリの面倒をみて(要はリビングで目を配りながらPCで駄文を書き散らす)、頼まれたことをこなし、時々味見をする。それでよし。である。


自分が人に何かをしなければ存在価値が無いということではない。時として存在自体に価値がある。そう言うことを教えてくれたのは家内である。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

一夢庵(M2)不便斎

Author:一夢庵(M2)不便斎
私の目の前の世界は、私が生まれてきた時に私に贈られたものである。
あなたもかつて世界を贈られたからこそ生きているのである。

私の世界は私が作り動かして行くのである。
私の世界の操縦桿を握るのは私だけ。

あなたの世界は?

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事
最新コメント
カテゴリ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
フリーエリア
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
リンク
来客者数