勇気

先日、うちの職場で、ある設備を使うために運転手順書を読んでいる人がいた。

まじめな人で、掲載された図解や写真を見ながらじっくりと読んでいた。

そして、突如


『何か、変なものが映り込んでいる!』


と言うので、近くにいた人が集まってきた。

それは、設備の運転操作の解説のために掲載された設備の写真であった。

その設備はステンレス製で、洗浄性を確保するために表面が鏡のように仕上げられているものであった。

そして、その設備の表面には白い服を着た人物らしいものが映り込んでいるのである。


『それ、俺やねん』

この一言を言う勇気がなかったのである。

クリーンルーム内の設備だったために、所定の白衣を着こんで撮影したのであるが、微妙なピントのボケ具合が絶妙な味わいを醸し出して不気味に仕上がったものである。


昔、この施設が立つ前にあった工場で爆発事故があり・・・、などとまことしやかなデマが語られる始末である。そして、このデマについても

『嘘やで!』

と白状する勇気を持てないでいる奴もいる。


勇気がほしい。

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一夢庵(M2)不便斎

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