ウルトラ一家 ⑦

合理主義者たちは、世界のどこにおいてもどの時代においても正しいとされる道徳が存在すると考えた。

そして経験主義者たちは、絶対的な道徳は無いと考えた。そして道徳は相対的なもので時代や場所によって異なる物と考えた。30年前に旧ソビエトで正しいとされたことは、現在の日本での道徳観念は同じではない。このように考えた。


この考えの違いにはどちらが正しいと言う結論は無い。強いて言えばどちらも正しい部分と間違った部分を持っているということになるのだと思う。


さらに言えば、普遍的に正しいものは無いと考えるほうが健全であって、人はどう生きるべきか、どんなことが道徳的に正しいのか、一人一人が真剣に考えることが求められるべきである。そうすることによって、人は『生まれてきたときに自分に贈られた自分の世界』を自分のものとすることができる。


ここまで書いた時に、『ウルトラ一家 シリーズ』の主人公は目を覚ますことになる。そして、目を覚ました世界はそれまでと同じ世界なのであろうか?

彼は自覚しつつある。

自分の属する社会から植え付けられた価値観に疑問を持つこと。

自分の価値判断に従って生きること。

そのようなことを実践することを。

そうして彼は世界を自分のものとして取り戻していくのだろう。


だが、彼が『自分の存在そのものがいったい何なのか?』と言う問題について答えを見出すのはまだまだ先のことだろう。

<完>

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