座学は苦手なのである

先週後半の出張は、学会出張であった。
大半は口頭発表(主に偉い先生の招待講演)であり、長時間座るのが苦痛であった。
おかげで腰痛と、脇腹の痛みがある(学会参加後は必ず脇腹ろっ骨周りが筋肉痛になる)。

ただし、ポスター発表での若い研究者との会話は好きである。
この世界では、私は遠い昔に死んだも同然(と言うより、もともと生きていた時期は無かったが)だが、彼らには未来があり、私よりも格段に優秀である。
今回、特に興味を惹かれたのは、ある特異なを有機合成に活用するというものである。
その現象については、私も少し前に知って、有機合成に使ったら有効だと目をつけていたのだが(あわよくばお金に・・・)、私が目をつけるのだから、その道のハイレベルの人たちが目を付けないわけはないのである。

この世界で一部の人たちが、私を必要としているのは、私が一風変わった観点からの応用を考えることであるが(大半は『邪道』と嫌悪したり、見下したりするのである)、ここでも環境保護についての活用を論じてみた。
そのポスター発表を担当していた学生は、おそらく私の話を十分理解していないだろうと思うが、先生に相談してみるそうである。
その先生、地方大学の先生で、この研究を始めたばかりで実績も少なく、研究費を捻出するのに苦労しているようである。だから、スポンサーを懸命に探しているようだ。
仕方ないので、隠しておいたネタ(ほぼ思い付き)を披露してしまった。

何年か前に、脱炭素社会に貢献できる技術として、有機合成を活かした手法を考えて研究していた先生がいて、そのカギとなる反応を進めるには、非常に大量のエネルギーが必要で、原発の排熱を再利用することを考えて研究を進めていたのだが、原発の近くで可燃物を大量に扱うのは危険なため、それが問題であり、課題であった。そして、その研究は福島の原発の爆発事故の後、失速してその後の成果を耳にしていない。
今回の、そのポスター発表では、件の反応と類似の反応が実績として書かれていた。
そこで、その話をしてみた。その学生はかなり前のめりになっていたようだったので、知るところ、思いついたアイデアなど、すべて話して帰ってきた。この研究が研究費の足しになり、さらには地球環境とエネルギー問題に新たな道を拓く技術になったら嬉しいことこの上ないのである。

それが先生に採り上げられ、順調に成長することを夢見て会場を後にした。
ただ、エネルギー問題を牛耳っている連中に、潰されたり、彼らが消されたりしないことを心から祈るものである。
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邪道に

笑った!
やはり一夢庵さんは、裏の道というか任侠道というか
ですかね?

Re: 邪道に

どうしても裏の道や任侠道になってしまいますね。
『幡随院長兵衛』の前世のなせる技ですかね?

それにしても、名刺ぐらい渡しておけばよかった。
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一夢庵(M2)不便斎

Author:一夢庵(M2)不便斎
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