英国人の前世

今年もミンスパイ欲しさに考えようと思ったら、早速それらしい夢を見た。
内容は秘密であるが、その夢の中で生きる意欲を亡くした私を救ってくれた人がいた。
ロッドによると、その人は今の職場にいて、仕事の上で生きる気をなくした私を救ってくれた人だそうである。

感謝! である。
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今朝の夢

前職場で軟式野球部に入っていたのだが、景気の低迷と人員削減の影響で部員不足に陥ったために解散することになった。久々に復活して大会に出ることになったという夢である。
私は一応控え投手だったが、ほとんど出番はなかった。
『一夢庵がベンチを守ってたら、下手な893が来ても大丈夫』というキャッチフレーズのもと、『守備位置:ベンチ』であった。
夢の中では先発投手であった。

私が指定された時間に球場に行くと、他の選手たちはウォーミングアップを始めていた。
選手たちは口々に『よく来てくれたな!』、『今日は頼むぞ』、『俺がホームラン連発するから気楽に投げろ』などと声をかけてきた。
そこにいたのは、元監督(設備の導入などでよく一緒に仕事をした)、いろいろと面倒をみてくれた先輩たちやあまり仲が良くなかった先輩や同僚、前の記事で『同じ釜の飯が・・・』と批判していた元組合監督(現実では野球部員ではない)、その他研究所から工場に新規の製品の製造の際に共に汗を流したりお世話になったりした人たち。
一様に楽し気な笑顔であった。

工場が無くなった時に、それまでとは全く違う仕事に従事することになり、苦労している人も多いと聞く。
高齢の両親がいるために地元を離れることができず、早期退職した人もいた。
会社は『この機会をチャンスととらえて云々』などと勝手なことを言い、組合は会社となあなあの関係なので頼りにはならないし、組合の役員たちは自分とは違う環境のことについては全く想像力も共感性もない。
現状では私が最も恵まれた状況にあるのかもしれない(給料は安いが)。

あの人たちのことを思い出すたびに、何らかの形で報われていることを祈っている。
現実の中でも、あの夢の中と同じような笑顔でいてほしい。
そう願わずにはいられないのである。

来世を守る夢  ⑤古いブログ

かなりやばいな。
たぶんこれが最後のチャンスかもしれない。
上手くやってくれ。
この前、お前が『死ぬ』と言ったが、正確には『居なかったことになる』と言う意味だ。
だからお前のことは『不思議な夢を見た』程度にしか覚えてないだろう。
とにかくもうすぐ方向が決まる。
奴らはすべて手を打って、ニヤニヤしながら見守っている。
鼻を明かしてやれ!


上位存在にそうたたみ掛けられて目を覚ました。
ほんの数十秒ほど眠ったらしい。
麻里子が心配そうに見つめている。
『大丈夫だ。どうしても今、話していきたいことがある。哲郎を読んで欲しい。あと、PC化タブレットを持っていたら貸して欲しい』

麻里子がメールで私が倒れたこと、すぐに来てほしいという事を伝えてくれた。
急いでこっちに向かうが、1時間ほどかかるらしい。

それまで待てる自信は無い。だから麻里子に話すことにした。

『FC2アーカイブ』というサイトにアクセスしてくれ。そこには10年以上前に更新が止まった古いブログが保管されている。
もともと公開されていたものなので、閲覧自由だ。
『自称 哲学者! 一夢庵』というブログの2017年5月後半の記事を見てくれ。
その中から『来世を守る夢』というタイトルの一連の記事を読んでみてくれ。
それが、俺がここにいる理由だ。


麻里子がタブレットを操作して、記事を読み始めた。
麻里子? 哲郎? 小説家の一夢庵?
これって一体?

…麻里子がメールで私が倒れたこと、すぐに来てほしいという事を伝えてくれた。
急いでこっちに向かうが、1時間ほどかかるらしい…。これって、今のこと?


俺は頷いた。ポケットから運転免許を出して麻里子に見せた。
俺の本名は〇〇(私の本名)。あなたと人生を共にするかもしれない。
あなたを母として生まれ変わってきたい。私の世界での親兄弟が嫌いだからじゃない。
あなたに見守られているときの安らぎ、哲郎と3人でいるときの満ち足りた気持ち。
そこに戻ることができるのなら、俺の世界でのどんな苦労にも耐えることができると思う。


私の意識はそこで途切れた。
また眠ってしまったのだと思う。

気が付くと麻里子の膝に頭を載せる形で横たわっていた。
麻里子に見守られていた。
麻里子の目から落ちた涙が私の頬を流れた。

哲郎が来た気配を感じた。
玄関のセキュリティーシステムが哲郎の指紋と網膜を認証して、鍵が開く音が聞こえた。
拓郎の足音が聞こえる。
今にも消えそうな意識の中で麻里子に語りかけた。

将来を共にするべき人が誰かわからなくなったとき、そうするべき人が現れる。それは今だ。

意識が薄れていく。懸命に麻里子に伝えた。『哲郎が来たら、このサイトを見せて欲しい。』
目が見えなくなった。辛うじて音は聞こえる。
『これって2017年に・・・かれた・・・がいないよね』
『・・・つろうの・・・にも・・・送っておく。私たちの記憶・・・てもPCには・・・から』

とぎれとぎれの彼らの会話を聞きながら、私の意識は消えていった。

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来世を守る夢  ④危機

麻里子が仕事の都合で、会う約束をしていた時間に頻繁に遅れるということに対して哲郎はさほど気にもしていないし、仕事なら仕方ないと思っていたのだが、無意識に不満を募らせていた。仕事とはいえ、別の男と会うために送れるということが続くと、どうしても嫉妬を感じてしまう。哲郎はそんな自分が嫌で仕方なかった。
その一方で、哲郎が私に不快感や嫌悪感を持っているということは無く、むしろ離れがたいような感情が芽生えていた。
麻里子にしても、哲郎を一番大切に思いつつ、私を放っておけないような感情があり、ついつい哲郎を後回しにしてしまうようである。その結果、3人で会うことが次第に増えていった。
麻里子と哲郎の関係がギクシャクする原因が私と言うだけなら私が消えればいいだけであるが、現状で彼らをつなぎとめているのは私である。非常に難しくて面倒な状況である。

両親と兄弟の上位存在もこのところいろいろと働きかけているようである。哲郎との関係がかなり悪化しているようである。そんなある日、麻里子はリアルな夢を見たらしい。一つは『白い光に包まれた人物が、”将来を共にするべき人が誰かわからなくなったとき、そうするべき人が現れる”と言う言葉を残していった夢』、そしてもう一つは『(夢の中での)親しい人から”あなたの運命の人は〇〇(私の本名)と言う人”と告げられる夢』だそうである。
それ以来、麻里子の気持ちは私に向かいつつあるようだが、非常に不味いことになった。

その頃、私の体調はあまりすぐれなかったのである。
昼間から激しい疲労を感じて、気が付いたら眠ってしまうことが時々あった。
そんな転寝で見た夢の中で、私は上位存在から説教されていた。

まったくお前はアホか?事情を説明してわかってもらえるように努力したら手っ取り早いのがわからないのか?勝手に『事実を知られたらダメ』設定を作るな!
あと、言っておかなければならないことがある。今回の件で、お前の世界の進む方向が定まったら、お前はこの世界で死ぬ。ただし、お前がこの世界で生きていく決心を決めたら死ぬことは無い。この世界の住人となる。自分の世界の方向を決めるのはお前の自由だ。


体調が悪いという事は、私の世界の方向が決まりつつあるということだろう。
このままダラダラしている訳にはいかない。

その翌日、麻里子が原稿を取りに来た。
原稿を手渡した後、雑談をしていた時に私の意識が途絶えた。

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来世を守る夢  ③友人

小説のネタを思いつくのは外をウロウロしているときか、体を動かしているときがほとんどである。
執筆中以外は毎日徒歩10分ぐらいのところにあるジムで体を動かすことにしている。
メモを片手にランニングマシーンに乗り、走りながら時々何かを書いている姿は、地味ながら目立つのかもしれない。
哲郎も私が何をしているのか気になっていたそうで、話しかけてきた。
一通り説明すると、『それで時々メモしながら目が逝ってたのか』などと変に納得していた。
それ以来、友人として付き合っていた。
友人と言ってもジムで親しく話をする程度だが、私にとってはその程度の距離感が心地いいのである。
特にこの世界では人と深く付き合うのは危険である・・・ような気がする。

ある日、哲郎が『飯でも行かないか?』と誘ってきた。
ことわる理由がなかったので行くことにした。
付き合っている女性がいて、出版関係の仕事をしているので、紹介したいらしい。

当日、そこにいたのは哲郎と麻里子であった。

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プロフィール

一夢庵(M2)不便斎

Author:一夢庵(M2)不便斎
私の目の前の世界は、私が生まれてきた時に私に贈られたものである。
あなたもかつて世界を贈られたからこそ生きているのである。

私の世界は私が作り動かして行くのである。
私の世界の操縦桿を握るのは私だけ。

あなたの世界は?

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